すわちゃんの音楽は裸電球みたいだ。
初めてすわちゃんの音楽を聞いたのは、夜の山小屋の土間のストーブの周りでだ。
ポロポロと聞こえてくる歌詞の光景が、裸電球で照らされた土間の天井にふわりと見えたり、闇の合間に消えていったりした。
「ひげ」「ヤゴ」「青空の梅干し」…。
ぽっとついた灯りは暖かそうだけど、その向こうにしょんぼりや切なさや、やるせなさが見え隠れしているよう。
「子供は早く大人になりたい 大人はできれば子供に戻りたい」って歌詞が出てくるけど、大人でなければこんな歌詞は作れないなあと思う。
自分はいい大人にはなれてないような気がするけど、この音楽にじんわりできるのは嬉しいのです。
ジャケットはハチャメチャそうだけど、ロマンチスト?な、ちっちゃいすわちゃんをイメージして描きました。嬉しく、楽しく描いたよ。